投手はメンタル要素も大きい
いい投手かどうかということは、どれだけ素晴らしい球を投げられるのか、あるいは多彩な球を投げられるのかということもさることながら、どれだけ気持ちが強いのかということでもあります。具体的に言えば、打たれてもすぐに気持ちが焦ってしまったり、慌てたり、萎縮したりはしないということです。
むしろ、ある程度は打たれてもそのことで動揺しない精神的な強さが求められるということです。実際、考えてみれば打たれるということで、それほど慌てることはないのです。というのも、プロ野球でもそうですけれども、好打者というのは、3割が目安と言われています。高校野球や少年野球などでは、もう少し打者が有利というデータはありますけれど、それでも基本的には4割は打たれないと考えていいでしょう。
ということは、実際は6割は何らかな形でアウトになっているということなのです。そう考えれば、打たれることがあっても、落ちついて冷静に考えれば、3人を相手にすれば確実にアウトを取れていくと考えていいでしょう。
そう考えれば、打たれることに対して、それほど慌てなくてもいいという気持ちにもなれるはずです。こういう意識も、ピッチングを作っていくということでは大切なことといえます。
また、精神的なことで言えば、「打たれるかもしれない」という意識で投げていったボールは、やはり打たれやすくなってしまいます。それよりも、「打てるものなら打ってみろ」という意識で投げられたボールの方が球そのものの勢いも出てきます。
もちろん、技術的なことも大切なのですが、いいピッチングをしていく、ピッチングを今よりも上げていくという点で言えば、精神的な要素(メンタルの強化)も非常に大きいのです。少し打たれてしまったら、「どうしよう」と思って投げるよりも、そこは割り切って、「打たれたら打たれたで、仕方がない」というくらいの気持ちの方が、同じピッチング構成を考えるにしても、前向きになれるはずです。また、その方が確実にいいピッチングが出来るようになるのです。
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