ピッチングの組み立てを考える

投手にとって、打者を打ち取れるかどうかという最大のポイントは、実はピッチングの組み立てにあるといってもいいのです。投手と打者の対決は最終的には投手は打者に対して、許されている三つまでのボール球を投げながらも、最終的には1球で打ち取ればいいのです。

それが、初球であればそれでいいのですが、何球か投げながら、何を打たせるのか、あるいは何で空振りを取るのかといったことを考えながら、ピッチングを組み立て行くことが最大のピッチングのコツといっていいでしょう。

自分のピッチングの組み立てを考えるためには、まずは自分の持ち球を知っておく必要があります。また、自分のウイニングショットとでもいうべき、一番得意とする球、一番打ち取れる可能性のあるボールをどこでどのようなタイミングで投げるのかということが大きな要素となるのです。

そして、組み立てを考えていく場合の基本構成として、緩急でいくのか、コースの揺さぶりでいくのか、タテの変化でいくのかという選択肢があります。これは、もちろん自分自身のピッチング技術と持ち球にもよるのですが、相手の打者によって構成を変えていくということもまた、ピッチングテクニックとなるのです。

緩急の場合は、いかに遅い球をどこでどのように使ってくのかということがポイントになるでしょう。コースの揺さぶりというのは、よく、「球の出し入れ」という言い方がされるのですが、ストライクゾーンのギリギリを狙って、ボール球を振らせたり、ボール球かと思わせてストライクにしたりという、そのあたりの駆け引きになっていきます。この、「球の出し入れ」が出来ると、ピッチングが上手いという印象を与えます。タテの変化は、やはり三振を取れる投手のピッチング構成となります。スピードボールにある程度の自信がある場合には、抜いた球を巧みに混ぜながら、こうした構成を作っていくと、相手を打ち取りやすくなります。


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