軸足を強化して、バランスを保っていくトレーニング

ピッチングでは支えとなる軸足が大事だということはこれまででも述べてきました。また、軸足で立って体全体のバランスをとることも、とても大事なことだということになります。つまり、ピッチングでは軸足がしっかりしていればいるほど、いいボールを投げる源を蓄えることが出来るのだということを述べてきました。そのためには、より強い下半身が必要となってきますから、投手は走り込んで下半身を鍛えることが大切だということにつながってくるのです。

また、それだけではなく軸足で真っすぐに、立つ力とバランスを鍛えるために、比較的簡単に出来るトレーニングもあるのです。それは、片足(軸足)で立って、足を下ろすということを繰り返すだけでもいいのです。それを、やがてピッチングの動作と同じような姿勢で行ってみるのです。そして、足を同じ位置に下ろしていくようにしましょう。これを何度も繰り返していくうちに、上げた足は自然に同じ位置に下ろすことが出来るようになっていきます。

これは、かつて世界のホームラン王といわれたソフトバンク王貞治会長が選手時代に、一本足打法を完成させる時に行っていたトレーニングがヒントになっています。一本足打法も、ピッチングと同じで、片足で地面に突き刺さるように立っていて、そして、足を踏み出した瞬間にバットスイングするというものですが、その時の足幅は87㎝だったと言います。それを自然に体に覚え込ませ、何度やっても同じ位置に下ろすことが出来るようになるために反復練習したのです。

ピッチングを完成させるためにも、こうして軸足でしっかりまっすぐに立って、少しくらい押されてもビクともしないくらいになれば、完成に近づいていっているともいえます。このことで、投手としてのバランスもよくなっていくようになります。

こうして、バランスを保つことと軸足の強化は、日々のさりげないトレーニングでどんどん向上していくようになっていきます。特に、ピッチングではバランスも大事ですから、片足で立つことによって体のバランス感覚も自然に身についていくようになっていきます。


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